というわけで、あまりパッとした話題のなかったExpo SFです。PowerBook/iBookの新機種は見送りとなりました。しかしこれは当然と言えば当然で、PowerBookをG3-600MHzにしてPowerMacG4よりハイクロックにするわけにはいかないし、iBookにクロックアップしたりDVD-ROMやFireWire搭載にするとPowerBookと競合するので、やむを得ないところです。
新色発表と言いつつ、色自体は減った代わりにモデルは1つ増えたNew iMacでございます。お約束のクロックアップは50MHzずつなので、パフォーマンスにはほとんど変化はないでしょう。あとは、Appleも使いにくさを認めた真ん丸マウスの変更と、新型キーボードがめぼしいところですが、キーボードからパワーオンができなくなったのは改悪ですね。
G4のMP化はほぼ予想されていたとおりです。iMacをクロックアップしてかつG4と競合させないためには、このやり方しかないでしょう。G4-500MHzの供給は豊富になったが、更なるクロックアップは足踏みという現状をよく現しているモデルチェンジでした。現行のMacOS9ではMPのメリットはPhotoShopのフィルタくらいしかないので、値段据え置きは納得いくところです。1000base-tのギガイーサネットも現状ではあまりメリットはなさそうです。
Expo SFの基調講演、目玉はG4 Cubeでしょう。PCユーザからは、コバルトキューブのデザイン盗用という声が挙がってるところですが、Webページに載っている画像を見るだけでは何とも判断できません。賢明な皆さんの裁決を求めます(笑)。それはそうと、20cm四方の立方体にG4を載せてファンレスで動作するのは見事だと思います。これとTVチューナー付きのモニタを組み合わせると、占有面積は結果的にiMacより少なくて済みます。
こちらの方は既存のMacユーザのメリットが大きい、配送料無料のピック&デリバリー・サービスです。Performaのサービスを全機種に広げたもので、特に目新しいわけではありませんが、近くにサービスプロバイダがない地方在住者には大変便利なサービスです。
「箱を開けたら保証が利かなくなる」という伝説が、無効になる日がやってきました。Apple-Jが「在宅自己修理サービス」を始めるからです。今のところは電源ユニットやCD-ROMドライブの交換程度で、個人的にはあまり必要性を感じませんが、自作派PC/AT互換機ユーザからの乗り換えた者にとって敷居が低くなるのはメリットでしょう。
・・・結局、幻に終わりそうなApple製PalmよりSonyブランドの方が先に出てしまいました。しかし、Sony製もデザインの違いはあっても基本的にPalmのフォームを踏まえたものですから、別のコンセプトでAppleが出す可能性は残ります。Palm Co.を買収しようとして失敗したというJobsがPalmデバイスを諦めるとは思えません。
年末にはSOI技術を使用した750CXeが出荷予定で、クロック700MHzに達する見込みです。その頃にはG4もクロックアップしているとは思いますが、Velocity Engine(AltiVec)対応アプリが未だにほとんどない状態ではG4のメリットは薄く、PowerMacG4のiMacに対するアドバンテージも少ないままです。これは由々しき問題で、Appleは何か対策を考えないといけないです。
「IBM製」新型G3、 PowerPC750Cのサンプル出荷が始まったようです。オンチップ256KBキャッシュ(外付け不可)は控えめですが、BacksideCacheの容量差はパフォーマンスに大した影響が出ないので、内蔵によるメリットの方が大きいでしょう。まず、iBook/PowerBookに採用されるのは確実として、iMacにも使われるかどうかは微妙なところです。
一時的なものかどうかわかりませんが、iMacの売り上げが落ちているという報告を見ました。確かに他メーカーと比べると、昨年10月以降変化のないiMacはモデルチェンジの間隔が長めです。今回は勝手にスペック変更もなかったため、なおさら早くテコ入れが必要だったのかもしれません。とは言え、今月に急遽発表がおこなわれるはずもなく、Expo SFまでお預けでしょう。予想は既に上げたとおりですが、G4モデルの更なるスペックアップによって、iMacも底上げされることを希望します。
そんなこんなで、まずほしいのが液晶デスクトップのeMacと薄型軽量ノートのeBookになります。個人的にはあまり必要性を感じませんが、小さきものはすべて可愛しというわけで、小型機を求める人の声はユーザー数以上に響くものです。これで「Appleには小型機がないからダメだ」といわれのない非難を浴びることもなくなりますね。
しかし、PowerMacとの差別化を図るために、iMacがなかなかG4チップを載せられなかったり、iBookにDVD-ROMドライブやFireWireポート搭載が見送られたのは、4マトリックスの弊害のような気がします。これはAppleの低迷期にコストダウンを図るためには有効でしたが、ここまで業績が回復すれば、もう少しバリエーションの展開がほしいところです。
そういうわけで、ハードの発表は7月のExpo SFまでお預けとなりました。今回は、フルモデルチェンジも予想されるだけに、今年後半のAppleを占うものとなります。軸となるのはやはりPowerMacG4で、そのスペックがiMac/PowerBook/iBookの流れを決めるでしょう。G4のハイエンドモデルがG4-600MHzでビデオカードに新RAGEを積むとすれば、iMacはG3-500MHzでRAGE128、PowerBookG3はG3-600MHz、iBookはG3-450MHzとなります。
期待のWWDCは、MacOS Xの発売延期とGameSplocketsのサポート中止、というめでたい発表で始まりました。Appleの周りへの影響を何も考えない体質は相変わらずですね。Appleにはどうやらプラスとマイナスが揺り戻しになる傾向があって、15日からユーザーサポートをフリーにすると発表したばかりでした。
MacWorld Expo Tokyoで発表されたPowerMacG4-500MHzが、やっと出荷されたらしいです。まともにCPUを供給できないMotorolaが原因か、見切り発車したAppleが悪いのか、いずれにしても全く間抜けなことです。intel/AMDがやっているクロックアップ競争も不毛なものですが、製品を予定どおり出せないAppleもどっこいでしょう。
近くのショップで、カシオQV-2000UXがUSB接続キット込みで\49,800と手頃だったので、1台買い求めました。他社と比べて2万円近く安くお買い得でしょう。これまで使っていた某F社の150万画素、画質は良いが全てに反応が遅いのには参っていましたから、サクサク動くモデルがほしかったのです。無意味にフラッシュが持ち上がるのを始めとして、デザインは褒められたものではありませんが、動作がきびきびして特にブラウズが激速なのが良いです。これでExpoのおねいさん撮影準備は完璧だ!
New PowerBookG3(Pismo)が発表されるのはまず確実として、あとはAppleからの発表はなさそうです。あ、MacOS Xは当然発表されると思いますが、既にSF Expoの情報が入っているので、新鮮味はないです。サードパーティでは、Creative/3DfxといったPCベンダーが入ってくるのと、三百万画素のデジタルカメラが各社揃うでしょう。G3/G4アップグレードカードは展示されるでしょうが、個人的には興味は薄いです。現状ではG4カードは割高、604以前の機種は買い換えの方が妥当と思われるので、G3化もメリットは少ないからです。
さて、MacWorld Expo Tokyoまで3週間を切り、いよいよ気分が盛り上がってきました。思えばこのWebページもTokyo Expoをリポートしようとして始めたのでした。去年はiMac効果で出展数こそ多かったものの、派手なイベントがなくて寂しかったので、今年こそは目立つ出し物をやってほしいです。またJobsも基調講演に来てくれることですし。
MacOS9のDHCP問題を解決するOpenTransport 2.6アップデータが公開されました。これで、CATVインターネットでMacがのけ者にされることはありません。ただし、まだ英語版なので、せっぱ詰まっている人でなければ、日本語版の発表を待った方が安心です。
そういうわけで、新製品の発表は次に持ち越しとなりました。2月にはシーボルトセミナーとTokyo Expoがあるので、どちらかでPowerBookG3/2000のお披露目が期待されます。AppleブランドのPalmOS機iPad(仮称)は5月のBostonまで伸びるのではないかと。CEO就任記念で日本にはまた来てくれそうです。
SF Expoで発表されたiDISKなどのインターネット関連は、どうも日本では実現困難のようです。20MBまでのディスクスペースなど魅力的なものも多いのに、とても残念です。Appleが進めているインターネットサービスはインフラの整った米国を前提にしているため、日本の状況には合わないことが多いです。
結局ハードウェアの発表はなしと、多少の寂しさは隠せないSF Expoでした。サーバの容量を増やしたのか、これまでになくスムーズなQuickTimeストリーミング生中継の最後になって、Steve Jobsが正式なCEOに就任すると発表されると大きな拍手・スタンディングオベーションが起きました。MacOS Xの発表は予想どおりでしたが、来年1月以降は全ての機種にプリインストールされると、急速にMacOS Xへの移行が進むことがアナウンスされました。
MacWorld Expo SFを1/4に控えて、マックユーザは盛り上がりを隠せないところだと思われます。ハードでPowerBookG3/2000、ソフトでMacOS Xが目玉となりそうですが、Creative AudioのMac参入製品の発表があるほか、VooDoo4/5も展示があるかもしれません。あと1つ、何か隠し球がありそうですが、それは当日までわからないでしょう。おそらくQuickTime TVで生中継されると思いますから、刮目して待て!!
9月に予約して3カ月待った半透明のRio500(Diamond MM)は、未だに発売日さえ決まっていない状態です。さすがに待ちきれずにシルバー・メタリックのモデルを買いましたね。MP3はもう少しエンコードが早くなれば更にいいと思いますが、Rioへの転送は高速でUSBは遅いとは言ってもシリアル・パラレルよりはずっと速いのを実感します。音の方も、ヘッドフォンで聴くには必要十分です。
ひたすら大きくて邪魔だったHPのフラットヘッドを売り払ったのはいいとしても、ないと困ることもあって、NECのPetiScanが\19,800で売られていたのを買ってしまいました。USBバスパワーで630gという軽さは場所も取らず快適です。読みとり範囲がA6相当と狭いのは家庭用としてはあまり問題にならないでしょう。
iBookはもちろん毎日持ち運んでいますが、さすがに電車の中や駅の待合いで使うにはあまりに目立ちすぎるし、混んだ車両では周りの人に迷惑を掛ける可能性もあります。かと言ってPalmでは画面の小ささとキーボードがないことから、長文入力には向きません。ここは噂だけが先行しているAppleブランドのPalmと、大幅に軽量化されるというPowerBookG3/2000に期待するしかないですね。
MacOS XはDP版の配布も順調で、いよいよ来年1月のMacWorld Expo SFで公開される可能性が高くなってきました。もちろん、2月の幕張でもデモが見られることでしょう。あとは初期のG3-233MHz程度のマシンでも快適に動くか、G3アップグレードマシンでは本当に動かないのかが気になるなるところです。Expo会場でβ版の配布があればいいなあ。
SDはもはや役目を終えたと言えるでしょう。Speed EmulationとSpeed Accessは不要だし、Speed Copyも速度自体はFinder Copyの方が速いので、Speed ReplaceとSyncronizeくらいしかメリットはなく、それだけなら他のシェアウェアで十分ですから。というわけで、SDのMacOS9対応版は年を越しそうです。
NUMはver.5でやっとMacOS8.6に正式対応したくらいなので、MacOS9対応版が出るまでにはしばらくかかりそうです。Windows98/2000へはすばやく対応する、Wintel寄りのSymantecとはそろそろ縁を切る頃かもしれません。Tech Tool ProとDisk Warriorの組み合わせなどを現在検討しています。当面はDisk First Aidで事足りますから、あわてて決めることはありませんが。
小刻みなアップデートを繰り返すMacOSに問題があるとの声もありますが、コンフリクトキャッチャー8など、実にすばやい対応を見せるところもあるので、要はベンダーのやる気の問題だと思います。CC8.0.6アップデータの作成日は10/24なのはやはり力入っています。他のメーカも見習ってほしいところです。
MacOS9の安定度はほんもの。MacOS史上最高と言えるでしょう。来年にもリリースされるMacOS Xへの期待を持たせます。CARBON対応ということで、アプリケーションの互換性に不安もありましたが、それが理由で動かないと思われるアプリは手元にはありませんでした。ただ、例によってNorton UtilitiesとSpeed Doublerはダメで、相変わらずOSのバージョンアップには敏感なソフトです。
Motorolaは「G4チップの生産は需要に追いついた」とアナウンスしています。確かにPowerMacG4もUltimateモデルを除けば出荷開始され、Apple Storeで納期14日なので、極端な品不足は解決したと思われますが、IBMが本格的にG4生産に乗り出さない限り、この問題は再燃する可能性が高いです。
MacOS9、デスクトップの外観はMacOS8.5/8.6と驚くほど変わりませんが、内部的には大幅に変更が加えられているようで、例えばCommand+Option+EscでFinderを強制終了すると、これまで「アプリケーション"Finder"は、予期せず終了しました・・・」というモーダルダイアログボックスが出たのが、クローズボタン付きの小形ウインドウに変わりました。これはMacOS Xで実現されるメモリ保護機能を、形の上で先取りしたものと思われます。それはそうと、MacOSの安定度は実に高くこの2週間で1回もフリーズしたことがありません。
MacOS9のDHCPサーバ問題はウチにもモロ当たりました。今回のトラブルはTCP/IPの規格の曖昧さが大きな原因とは言え、これだけダイヤルアップルータが普及していることはAppleもわかっていたはずで、十分な動作確認をしていなかったのは確かです。MacOS9自体には他に大した問題は報告されてなく、画竜点睛を欠くところで何とも残念です。
WPC ExpoページのナビおねいさんはPower3で作りました。汎用の3Dソフトが安価になった今、フィギュアに特化したソフトが定価\44,800は高めのような気がしますが、実際にやってみればわかるように、人体を一からモデリングするのは骨の折れる作業です。これがPoserなら簡単にできますし、インターフェイスも直感的でわかりやすいのも大きなメリットです。
New iMacの発表で既に話題の中心から外れてしまいました。e-one500の発表から1カ月経ってAppleは何も法的措置は講じていないようなので、取りあえずお手打ちというところでしょう。秘かに新テレビCMにも期待していましたが、もう十分宣伝効果は上がったと思ったのか見かけないのが残念です。それにしても、ソーテックがなぜiMacのPCノート版を先に出さなかったかは謎です。それをやればAppleは慌てただろうし、世間の眼もこんなに厳しくはならなかっただろうにと思います。
まあ、Appleがあまり順風満帆だと何か悪いことが起きるのではと、逆に不安になるわけですが、PowerMacG4の供給不足から始まった今回のトラブル波状攻撃には、さすがに虚を突かれました(笑)。すべてがAppleの責任ではないにしろ、事後対応のまずさはやはり困ったちゃんですね。その割に米国ウォール街の反応は冷静で株価も大した動きはありません。「もはやこの程度のことでは動じないほどAppleブランドが復活した」(Macintosh Wire)のかもしれません。
ただし、個人的には今回のPowerMacG4は取りあえず「待ち」ですね。 半年後にはラインナップを全て新型ロジックボードで統一した新PowerMacG4(笑)が出ると思われますから、そのときにエントリーモデルを買うのが一番リーズナブルでしょう。8500シリーズが初の604マシンとして出たときに、ぐっと我慢して7600まで待ったのを思い出しました。
G4の売りはVelocity Engine(旧称AltiVec)による高速化で、PhotoShopのフィルタではG3の6〜8倍の性能を示すとAppleは発表しています。しかし、OSレベルでの対応はMacOS Xまでお預けなので、Appleがどのくらい前からサードパーティに根回しをしていたかが鍵となるでしょう。もちろん、FPU性能はG3を上回るはずなのでVelocity Engineに対応していなくても、若干は高速化すると思われます。
初代PowerMacG3以来Appleを支えてきたPowerPC-G3がそろそろ引退の時を迎えようとしています。PowerMacG4のエントリーモデルが従来と同等の価格であることを考えると、CPU自体の価格はG3/G4共に大差ないと思われますから、遅くとも1年以内には全てのマシンがG4化されると予想します。
e-oneは結局Appleに訴えられてしまいました。「工業デザインを違法に模倣」を理由にしては、販売差し止めなどの仮処分は日本では難しく、実効性のある判決は出ないでしょうが、勝てるかどうかは別として、ここで確固たる姿勢を示しておくのは必要だったと思います。それにしても、「iMacのデザインを意識したわけではない」と言いつつ、法律的には問題ないことは弁護士にも相談済みと述べるソーテックは楽しい会社です。
このBCNランキングを見れば「Macは売れている」ことがわかります。デスクトップ全体の販売シェアはトップテンまでで31.2%ありますし、iMacは単一モデルとしては破格の売れ行きです。iMacは発売1年を迎えてそろそろメジャーアップデートが噂されていますが、モニタを17インチしたり液晶モニタにしたりして値を上げたりするなど、トチ狂ったことをやらなければ、今後もコンスタントなセールスを期待できます。
前回の情報は、BCNランキング<http://news.yahoo.co.jp/ranking/bcn/cpt/desk_d.html>からでしたが、8/13に売り上げが1位だったe-oneは、いったんトップテン落ちしたあと、27日現在2位をキープしています。このしぶとさからすると、「市場を掻き回した後すぐにフェイドアウトするだろう」という予想は外れるかもしれません。
e-oneの売り上げがiMacを上回ったという情報が入ってきました。積極的なTV-CMが原因か、3万円安いのがその理由かはわかりませんが、リリース1年を迎えたiMacにそろそろ目立つ変化が必要なのは確かですね。ただ、iBookの出荷を控えているAppleにその予定があるかどうか。ビジネスチャンスを逃すことではどこにも負けないAppleの動きが気になります。
発売2カ月経ってもまともにモノがないPowerBookG3(Bronze)には、かつての520/540の悪夢を思い出しました。ショップ見積もりでは1カ月がざらなのが、AppleStoreだと2週間以内で届くのも謎です。FSB100MHz/FireWire/RAGE128GLを積み残したBronzeは、程なくマイナーチェンジが予想されるだけに、注文して入荷する前に新製品が出るという最低な事態も予想されます。
PowerBookG3のBTOもとうとう始まりました。333MHzモデルでもDVD-ROMを積めるようになったのが朗報ですね。2割程度しか速くないのに13万円も高い400MHz版よりも、こちらの方がお買い得だと思います。もっともBTOはオプションによっては割高になる場合もあるので、必要に応じて選択しないといけません。10GB-HDDに交換するのに6万円は市価の倍近くかかるので、現実的ではありません。
iStrapにiMic、発売前にサードパーティからオプションが発表されるとは、Appleも相当前から根回ししていたと思われます。あとはAirPort Clientに刺さるPCカードスロットと、専用保護カバーiCoverの登場を待つのみです。
iBookがこういう形になることを予想した人はいたでしょうか? VAIO&クローンの薄型軽量化の流れをまったく無視したようなサイズと重量には唖然としましたが、コストとデザインの割り切りがAppleらしいと言えるでしょう。
あと3日に迫ったMacWorld Expo NY、7/21を刮目して待て! 日本時間では22日の早朝になるので、朝からAppleのサイトをチェックしましょう。基調講演の模様は恐らくQuickTime4を使って送信されると思われますので、夜型の人はリアルタイムで見ましょう。
PowerBookG3(Bronze)はモノがないためかどうかわかりませんが、iMacとPowerMacG3のみスマートローンが再開されました。期間終了が8/22ということで、8月にはiMac/PowerMacG3ともリニューアルされることが予想されます。iMacはいよいよBus Clock100MHzとRAGE128GL搭載、FireWireの装備が期待されます。PowerMacG3の方はG4の採用が先送りになったことから、クロックアップとDVD-ROMの標準搭載くらいしか動く余地がないでしょう。FireWire I/FのHDDは現在のATA-FireWire変換器を通した形では意味がないので、FireWireネイティブ対応したHDDが発表されるまで見送りでしょう。
Windows World Expoで密かに展示されていた「ProAtlas for Macintosh」ですが、製品版が早くも8月に発売されます。電子地図は基本的にデスクトップマシンで使うものではなく、ノート機に入れてGPSなどと組み合わせて使うものです。今頃になってMac版ProAtlasを出すということは、アルプス社がコンューマノートP1の情報を密かに入手していると邪推されます。これまでのPowerBookでは持ち歩くのは困難で、電子地図やGPSどころではなかった。しかしP1が3ポンド程度で出るという情報を得て、初めてMac版を出そうとしたのではないかと。
いわゆる噂系サイトの情報は意識的に取り上げないできました。英語のものが多いので誤訳が心配だし、噂の信憑性に疑問があるからです。しかしO'Grady's PowerPageに載った「P1は$999と$1,799の2モデルになる」という噂は、ちょっと色めき立ちました。廉価版が日本円で\118,000と値付けされるとすると、WindowsCEキラーとなり得ます。そうであれば、パッシプ液晶もデメリットにはなりにくくなります。
現在BTOは事実上PowerMacG3のみで、PowerBookG3は対象になっていません。購入後に比較的容易に拡張のできるデスクトップよりも、買うときに必要な増設をするのが普通のPowerBookにこそBTOが有効だと思います。333MHz版ではDVD-ROMの再生はできない点も改善した上で、開始してほしいものです。
唐突に始まったAppleStoreのBTO(Build to order)は、AppleStore開店のときと同様、販売店には寝耳に水だったらしく、不満の声が挙がっているようです。確かにオプション類まで直販されたらショップは商売上がったという気持ちはわかります。ただしユーザから見れば入手困難なPowerMacG3内蔵モデムやDVD-ROMキットが容易に手に入る(可能性がある)というメリットもあります。
P1の噂・情報がそろそろ具体的になってきました。PowerBookG3(Bronze)がああいう形になり、それに先だってiMacが333MHzまでクロックアップした以上、基本スペックは固まりあとはサイズと値段の設定、I/Fの割り切りの問題でしょう。USBはまず装備されるとしてPCカードは微妙、CD-ROM/DVD-ROMは内蔵させるか、外付けにして本体の重量を軽くするか。キーボードがフルサイズになるのは確実でしょう。いまは、あと2週間あまりちょっと一休みです。
MacOS8.6のアップデータが48MBにダイエットされました。ユーザの意見が反映されたことは、素直に喜びたいと思います。しかし、それなら何で最初からそうしないんかい!と突っ込みも入れたいところです。これからもAppleはインターネットでの配布を中心にするようで、Quicktime4もダウンロードして、こんなにサイズが小さいのか?と思っていたら、インストーラを実行すると必要なコンポーネントをWebサイトからダウンロードして来ました。
G3がPentiumII/IIIと比べて何割も高速というAppleのアナウンスを真に受けているマックユーザは少ないと思いますが、整数演算では同等、浮動小数点演算では明らかに速いのはPCユーザも認めざるを得ないところです。しかしMobile PentiumII/Celeronが、省電力化のためMMXPentiumと大差ないパフォーマンスに留まっていることを考えると、元々省電力のG3はモバイル用途でもフルパワーを出せるので、今後とも大きなアドバンテージとなりそうです。
実際、7/21 MacWorld Expo NYの基調講演でJobsがP1を大々的に発表、8月から出荷というシナリオのとおり進むとすると、iMac並の売り上げを予想すれば今のうちから作り置きしておかないと、すぐに品薄状態になります。 勝手に予想価格$1,499(\178,000)で売り出されるなら、PCノート売れ筋価格より4〜5万円は安くなりますし、仮に高めの$1,999(\238,000)と値付けされたとしてもわずかに高い程度にとどまります。
新型PowerBookG3、発売延期の上品不足という最近のAppleにはない展開です。在庫管理に注力しているというのは嘘だったのかといぶかしいところですが、しかしここは発想の転換。PowerBookの生産ラインが既にP1で埋まっているため、とわたしは邪推しています。Appleが台湾のメーカにiMacノートを製造委託し た、という情報が流れたのも記憶に新しいところです。
PowerMacG3、メモリおまけ付きのキャンペーンが6/27までだったので、まだかと思っていたら恒例のクロックアップモデルがもう出ました。やはりiMacより低クロックなのは底上げが必要との判断でしょう。いずれにしても、これで3カ月はPowerMacのラインに変化はないでしょうから、来月発表のP1とiMacの値下げを含めたリニューアルが秋までの主な動きになると思われます。
しかし、認識さえすればFDISKやらサイバネーション領域の確保やらの、よくわからない作業が必要ないのがMacOSです。CD-ROMから起動すれば自動的に「このディスクは読めません。初期化しますか。」と聞いてきて、「はい」を選べばそれでおしまいです。3.2GBに入れ替えたときもそれでまったく問題ありませんでした。
10GBのハードディスクが最安値\44,800まで下がり、そろそろ値頃感が出てきました。しかしRAMとHDDの値下がりは相変わらずで、1年半前2400c用に3.2GBを\49,100で買ったのが大昔のことのようです。問題は10GB-HDDが2400と相性が良くないとの報告があることです。このあたり、バルク品のHDDはショップのみPC/AT互換機のみの保証となっているのが、PowerBookでのネックです。
MacOS8.6でGame Sprocketが標準インストールされるようになり、OpenGL for Macintoshの正式版が出荷開始されました。QuakeIII ArenaがMac/PC同時にリリース予定なのも、これを受けてのものでしょう。浮動小数点演算能力に優れたPowerPCチップはゲーム向きであるはずで、FSB100MHz/RAGE128GL/66MHzPCIとPCに遜色ないハードウェア性能を手に入れたPowerMacG3(B/W)はゲーム向けとしても十分です。
MacOSに残った唯一のレガシーなインターフェイス「開く・保存」のダイアログボックス、これはCoplandの頃からずっとAppleは改良すると言っていながら、今回も見送られました。KT7.5から使ってきたAladdin Desktop Toolsは68kの機能拡張なので、システムの安定化のためにもそろそろ御引退願いたいところです。Action Filesあたりに手が伸びそうになるところを、次のOSアップデートで何とかならないかと思いとどまっておりました。Appleさんには次のMacOS8.6.1に期待します。
MacOS8.6にアップデートしても、デスクトップなど外観はほとんど変わらず、アップデータがどうして100MB近くいるのか疑問もありますが、内部的にはかなり改善がされている模様で、Finder操作が快適になりました。OSの改善点に相変わらず「安定度の向上」が挙げられているのは、トホホという感じですが、これはMacOS Xが出るまで仕方ないでしょう。確かにMacOS8.5.1と比べると安定度は増しました。と言うか8.5.xが不安定だったというのが正しい表現かも。
MacOS8.6アップデータをやっと落としました。所要時間3時間37分かかりましたが、ISDN64Kで転送レート7.2KB/sと表示されていましたから、ほぼ最高速でしょう。それでも4時間近くかかります。テレホーダイ+定額制プロバイダじゃないと、とてもダウンロードする気にはなりません。\2,500は限りなく実費に近く、Appleがバージョンアップ料で儲けようとしているとは思えませんが、雑誌CD-ROMへアップデータを収録するのを復活するか、販売店にCD-ROMを置く(個別配布より安く上がると思う)など考えてほしいところです。
Appleの情報統制が相変わらず厳しいのは、今回の発表で噂系サイトの予想が外れたことからも明かです。直前に23mm厚/1.5kgになるという怪しい噂まで流れました。この分ではコンシューマノートP1も発表直前まで確かな情報は流れないでしょう。しかし、細かいスペックにはもうこだわる必要はないでしょう。Backside Cache付きのG3マシンであれば、266MHzになろうが333MHzになろうが、パフォーマンスでPCノートを遙かに凌ぐのは確実だし、新PowerBookG3の値付けから考えてP1が20万円を切るのも間違いないからです。
いつの間にか日本でのシェアが20%になったらしいです。もちろん立役者はiMacで現在も順調な売り上げですが、これを維持し伸ばすためにはノートでも攻勢を掛けて、更に新規ユーザを獲得することが求められます。新PowerBookG3はスペックからするとそう高いとは思えませんが、PC/AT互換ノートの売れ筋が20万円前後であることを考えると、まだまだ敷居が高いです。また、既に1.5kgでも重いと言われているPCノートと比べると、大きすぎます。
すいません、嘘ついてました。今回のPowerBook、FSB100MHz/FireWire/RAGE128GLが見送られたことで、小形軽量化とUSB装備のみのマイナーチェンジになってしまいました。しかし、ほぼ同じ装備で900gも軽くできたことは、P1も1キロ前半にできるのではないかと期待を持たせます。333MHz版が\298,000と、為替レートを割り込む戦略的な価格設定にApple-Jの本気を感じます。
新型PowerBook、一時的なものとは言えデスクトップよりハイクロックモデルが登場することになります。PowerBookは「デスクトップと同じ環境を持ち運べる」というコンセプトのとおり、機能とパフォーマンスのどちらも遜色ないものでしたが、デスクトップが68040に移行した頃から、遅い・重い・高いの三重苦を抱え込むようになりました。それが3400cあたりからじりじりと差を詰めていって、同等のパフォーマンスを得るようになったのは、喜ばしいことです。どれもこれも、速い、安い、省電力のG3チップのおかげですね。
PowerBookG3 266/300のスマートローンが5/5まで、メモリがおまけにつくPowerMacG3キャンペーンが6/27までと、間もなく出るであろう新機種の予感を感じます。米国ではすでにPowerBookG3 300は店頭在庫のみとなっているらしく、来週中にも新型PowerBookG3の発表がありそうです。クロックは350/400/450MHzの3ラインで、全機種RAGE128を積みハイエンドモデルにはDVD-ROMが載るでしょう。
WorkPad日本語版がなぜPC/AT互換機のみのサポートなのかずっと疑問でした。いくらIBMブランドだからと言って、Macユーザを切り捨てるのはデメリットの方が大きいからです。3com側も、そういうつもりなら、わざわざMacPac 2を作ったりはしないでしょう。そういうわけで、AppleブランドのPalmOSマシン、通称MacMateが程なく登場することが期待できます。Appleとしても、これでモバイル機器がPowerBookG3 - P1 - MacMateと3ラインになり、やっとWindows(CE)マシンと対等に勝負できる体制が整うことになります。
発熱は心配したほどではありませんが、現在のCPU/内部/バッテリ温度は、それぞれ91/65/32度です。バッテリ駆動時はそれほどではないし、内部温度が70度までは動作に支障がないので、今のところ熱対策はしていません。これが最高値の75度を超えるようになったら対策を考えましょう。ソフトの起動時間がほぼ2倍になり、重かったPoser3やDreamweaverもさくさく動きます。ATOK12で、かな・英数モードの切替直後に文字を取りこぼすこともなくなりました。海外通販で$499程度の値付けのものが、ショップ経由で\39,800なのは不思議な気もしますが、いい買い物でした。
隊長、日本NCRにてG3カード取り付け完了しました。作業手数料\10,500はカード自体の値段と比べると高いですが、ノートパソコン史上最も複雑な構造と思われる2400cを、自分でばらす勇気はありません。実際、ばらしたはいいが組立するときにネジが余った、ネジを間違えてボードを貫通したなど噂を聞きます。しかし、CPUボードが掌に半分ほどのサイズしかないのには改めて驚きます。
\39,800の激安G3カードが届きました。iMac含めG3マシンが安価に手に入れられるようになったため、300MHz以下のG3カードは全体に値を下げているようです。入手したのはNewer Tech.のUS版ですが、2400cの出荷台数が少ないことから、そろそろ在庫処分という気もします。2400cのビデオがG3化してもあまり速くならないことから、投資はこの辺にしてP1やLombardを待つのが妥当かと思われます。まずはNCRで取り付けしてもらいます。
MacWorld Expo Tokyoから1ヵ月、5色のiMacは相変わらず好調な売り上げですが、既存ユーザの目はB&W PowerMacG3(Yosemite)そしてコンシューマ・ポータブル(P1)に向いているようです。YosemiteはG4にシフトするまで、クロックアップ程度の変更しか予想されないので、やはりP1の方に期待が高まります。しかし、P1についてのオフィシャルな情報は「今年8月までに発表する」 だけです。
iMacが数ある噂系サイトにまったく情報をスクープされなかったのは、これまでのAppleには考えられないことです。いまこれを書いているPowerBook2400cが、発表の1年前に主なスペック数カ月前には外観の写真がWebサイトに載せられたのとは対照的です。情報を漏らした社員が首になると言われるくらい統制は徹底しています。
そういうわけで、リーク情報には頼らずAppleの立場になってP1の予想スペックを考えてみます。まずCPUはG3-300MHz、値段とPC互換ノートとのクロック比からこの辺が妥当なところ。Backside Cacheは512KB搭載してG3の高速性をアピール。コンシューマ向けとして、増設をしなくても使える64MB、HDDはリーズナブルに4.8GB。大きさは米国で2400が不評だったことを受けて、A4ファイルサイズに値頃な12.1インチ液晶。値段は発表当時iMacが$999程度まで下がると仮定すると、$1499日本円で\178,000と初代iMacに合わせることが予想されます。
すでにG3化した7600/120とあわせて、マシンの更新を考える時期に入っています。デスクトップはまだ1〜2年は持つとして、Dreamweaverを使っていて重さを感じている2400cはパワーアップする必要があります。某ショップでNewer Tech.製のG3-240MHzカードが格安で提供されるという情報に、消費電力と発熱に多少不安を残しながら期待しております。