隊長、iBookのHDD増量完了しました。20GBにしたのは、ちょうど12GBがモデルチェンジの谷に掛かって在庫切れだったからですが、フォーマット後に18.6GBはあまりにも広大で、何に使ったらいいか悩むくらいです。IBM/20GBは内蔵キャッシュ2MBが効いて、速い・静か・省電力の三拍子揃った優れものです。
購入から7カ月を経ても、未だに強制スリープに入れないことがあります。バッテリの持ちも4時間半と当初から変わらず、ほとんどへたっていないのがその原因と思われますから、強制スリープのアラートが出たらすぐに手動スリープするようにしております。
HDDの空き容量も800MB台となり、そろそろ本気で換装を考える時期になりました。12GBは2万円を切り20GBもIBM製が4万円台と、4GBが\79,800していた頃とは比べられないほど安くなっていますね。問題はiBookはNCRなどのサービスプロバイダで修理を受け付けていないので、当然HDDの入れ換えもできないことです。MacのショップでHDDを買うとPCパーツ屋さんよりかなり割高になるのが難点です。
さっそくFAVOマウスでUnreal Tournamentをプレイしようとしたところ、Input Deviceの画面でマウスが現れてくれません。これはInputSprocket1.4の問題のようで、MacOS9付属の1.7であれば認識するかもしれません。これは今後検証するとして、FAVO自体の動作は快調でホイールマウスもタブレットもまったく問題ありません。しかし、せっかくのPainter Classicは絵心のない者には猫に小判なのでした。
iBookのキーボード・トラックパッドが丈夫とは言っても、ゲーマーには心持たないので何か外付けポインティングデバイスがほしいところです。ホイール付き2ボタンマウス、ゲームパッド/ジョイスティック、どれにしようか悩んだ結果、結局、マウス付きタブレットのFAVOにしました。iBookのUSBポートが左側面にあるため、普通のポインティングデバイスだとコードが邪魔になるからです。その点FAVOはマウス自体はコードレスなので都合がいいです。
重いと評判のUnreal Tournamentを思い切って買ったところ、iBookでも20fpsは出てそこそこ快適にプレイできました。グラフィックチップはRAGE Mobilityながら、2xAGPの威力が現れています。反面、「提督の選択III」はATAPIAのCD-ROMドライブを認識できず、全く動きません(光栄に言えばパッチを送ってくれるらしいですが)。
9.5mm/12GBは東芝と日立製が3万4千円まで下がったのに、IBM製は\39,800のままです。2.5インチはIBMだと思っているので、もうしばらくは待ちの姿勢です。iBook純正は東芝製ですけど(笑)。それにiBookのHDDはまだ1/3も余っています。2400cのHDDの大半は、ゲームCD-ROMのイメージファイルで占められていたのを思い知らされました。
9.5mm/12GBのHDDは、東芝製が4万円を切りIBM製でも4万円強まで下がったので、そろそろ入れ替えを考えております。それにしても9.5mmは安くなりました。12.5mm/10GBが3万円弱なので、ビット単価はほとんど変わりません。
PowerBookはバッテリがなくなると通常強制スリープに入るわけですが、手元のiBookではサクッと電源が落ちてしまいます。これは2400でもときどき起きた症状で、リチウムイオンのバッテリ特性が良すぎるためなのはわかっていますが、ちと不便ではあります。もう少ししてバッテリがへたってくれば改善(?)されるとは思いますが。
1999年11月25日、われiBookタンジェリン購入せり。というわけで、iBookをゲットしてしまいました。iMac DVを買いたいという知り合いがいて、納期を聞きにショップに行ったところ見事在庫があって、誘惑に負けた結果です。SO-DIMM128MBが\29,800、探せばもう少し安いショップはあるでしょうが、わたしは自分では筐体を開けない正統派Macユーザですから、本体と同時に増設してもらいました。安いと言っても5千円程度ですから、そんな細かいことにこだわっても仕方がないでしょう。買いたいという勢いを優先しました(笑)。
それにしても、Store-in-Storeはインパクトあります。iBook含め、iMac全色にPowerMacG4とPowerBookG3がずらっと並び、ソフトもコーナーに固めてあります。そのショップでは1階フロアの2/3がApple関連で占められていました。このStore-in-Store、ずいぶん前から米国ではCompu-USAなどで始まっていましたが、日本上陸は初めてです。飛ぶ鳥を落とす勢いのAppleを象徴する出来事と言えましょう。
意外に小さいなと思って本体を計ってみたら規格どおりでした(当然か)。無闇に小さくするのではなく、必要な強度を確保した上でより小さく見せる筐体実現するプロダクトデザインは、やはり優れていると思います。ラバー部の発色の良さも素晴らしく、iMacと比べても遜色ない美しさです。強度に若干不安もあったハンドル部も、本体と一体化していて必要十分に丈夫なようでした。ふたを開けるとスリープ解除になるのは、使ってみると実に気分がいいです。6時間のバッテリ駆動時間を受けて、出先では常にスリープで使ってほしいということでしょう。
×大きくて重い
買う前から覚悟していたことですが、重くて大きいのは疑いようもありません。2400cを入れていたバッグには何とか入るものの、バッグの寿命を縮めそうでとても不安になったので、専用のi.Bagを買ってしまいました。これは学生カバンのカバーのように、iBookにぴったり合ったビニール製のバッグです。取っ手は本体のものをそのまま利用という簡便な作りです。iBookは裸で持ち歩いても基本的に問題ないですが、わたしも日本人なので表面の傷は気になるし、高温多湿の日本では雨露もしのがないといけないので、このような簡易カバーは必要だと思います。
○丈夫で長持ち
クラムシェルの筐体、ポリカーボネートとラバーを巧みに組み合わせた構造は、強い対衝撃性を誇ります。コンクリートに落としても全く損傷がなかったという報告もあり、長持ちしそうです。初の金属製トラックパッドと斜めに置かれたクリックボタンも丈夫そうで好感が持てます。
○快適入力
フルサイズのキーボードと大型トラックパッドは快適な入力を約束します。2400と比べると、カーソルキーとファンクションキーが小さくなったのが唯一のデメリットです。12インチ、SVGAの液晶ディスプレイも、文字が小さくなりすぎずとても見やすい構成です。
×時々うるさい
CD-ROMが回り始めると風切り音が耳に付きます。8倍速以上のドライブがうるさいのは仕方ないですが、ファンレスで静かなiBookではとても目立ちます。同時期に発売されたiMac DVが静かなDVD-ROMドライブを搭載しているので、次期モデルでの改善を期待します。とは言え、内蔵CD-ROMドライブは圧倒的に便利です。これで大量のゲームCD-ROMをイメージ化してHDDに格納する必要がなくなりました。
○適度に速い
300MHz-G3は今となってはローエンドのパフォーマンスですが、2xAGPのRAGEMobilityの威力で描画が速いため体感速度は上々です。Quakeでも40fps近くを出し、CD-ROMドライブ内蔵も相まってモバイルゲーマーには好適です。文字はボケて見にくい640x480モードも、ゲームにはまったく気になりません。
×控えめ
RAM32MB/HDD3.2GBは、もう少しがんばってもらいたいですね。RAMは購入時に160MBまで増設するかあとからでも簡単に付けられるのでいいとしても、HDDは総ばらししないと入れ替えできないので、最初から6.4GBはほしいところです。わたしは12GBの供給が落ち着いて3万円台になったら置換を考えますが、2400の3.2GBが半分以上ゲームCD-ROMのイメージで占められていることを考えると、あわててやる必要はないかとも思います。
○見やすい
バックライト最小の状態で比べると2400より多少暗めです。無理に省エネしなくてもいいとわかっていても、Duoからの習慣はなかなか変えられません。液晶自体は輝度も均一性が高く発色も鮮やかです。一回り大きなサイズのものを積めるのは明らかですが、PowerBookG3含め縁ギリギリまで液晶パネルが来ているノート機を、建坪率を限界まで取った日本的住宅とするなら、iBookは敷地を贅沢に使った米国仕様と言えるでしょう。縁が白の半透明なのもよく考えられています。その色が濃いと実際より小さく見えてしまいます。
○可愛いやつ
ピヨピヨと点滅するスリープランプや半透明のコード巻き取り式ACアダプタなど、全体に可愛さがあふれた造りは、コンシューマノートらしいですが、ビジネスマンが持ち歩くのはどうか?と思わなくもありません。PowerMacG4のグラファイトグリーンを採用したモデルもあればいいですね。
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