金城武・中山美穂が画面に映えること映えること。ストーリーは抜きにしても、華のある2人を見ているだけで十分間が持ちます。やはり美男美女は得ですね。仲間=貞子=由紀恵の使い方がちょっともったいないのを除けば、キャスティングも興味深いです。とりわけ、The Boomの宮沢選手とジョニー吉永、fayrayのミュージシャントリオがいい味出してます。一番似合うのは東幹久のヒモ役であるのは言うまでもありません。
原沙知絵のおばさん臭い容姿と、精一杯背伸びした安達祐実の対比が最高におもしろいです。安達祐実が出てくるたびに笑いを取れるだけでも、十分見る価値があると思います。秋吉久美子は驚くほど若く見えるとか、ちょい役ながら濱田万葉が出ているのは見逃せないなど、見所は多いです。
田辺=真澄様=誠一が突然、「マヤ好きだぁ」と言いだすのではないかという妄想を、否定することはできないのでした。しかし、盤面が全然出てこないのに「5五角で終わりだ」と言われても、説得力がないような気がしますが、これは将棋は全くの素人の山口紗弥加の視線から描くものだからでしょうか。仲谷昇の暴走ぶりが4話目以降は見られそうもないのがちと淋しいです。
予想どおりPrivate Actressのまんまでした。榎本加奈子はこういう役がよく似合います。彼女が大人たちにズバズバと思ったことを言い放つのは、何とも痛快で自分にも言われてみたくなります。映画TRONを思わせるチープなCGも、お笑いになるギリギリの線を保っていて好ましいです。
ともかく川原亜矢子が鬼のように背が高い(公称176cm)のは、インパクトあります。出演者の中でハイヒール込みの名目身長が一番高いです。今にも泣き出しそうなさとう珠緒も舌足らずの台詞がキュートで心地良いです。個人的には役柄的に今井雅之の好感度がアップしそうで、とても好ましく思います。反面、ユースケ・サンタマリアも松たか子も、相変わらず自分のキャラからはみ出る演技ができないので、本筋がつまらないのは困ったものです。
これは脚本が考えすぎでいまひとつの出来です。ドラマが盛り上がりそうになったところで、「税金豆知識」の話が割り込んできて流れを妨げてしまうのは、何だかなと思います。山崎努vs森公子の対決に焦点を絞ってやれば、もっとわかりやすくなります。
脇役の水野美紀がなかなかいい味を出していて好感度高いです。彼女は「踊る大捜査線」でも出番は少なかったが印象的な役所だったし、今後ともバイプレイヤーとして重宝されるでしょう。常盤貴子は「魔女の時代」直前降板の「わがまま女」のイメージが未だに残っているので、公平な評価が難しいです。しかし、1週目の視聴率トップはやはりこれなんですねぇ。
恋の神様、金曜日の恋人たちへ、ブランド、平成夫婦茶碗・どケチの花園、イマジン、モナリザの微笑、恋愛中毒(特にコメントはなし)00/02/03